■TTMAの定める段階
国内外のタイ古式マッサージのスクールは、それぞれのスクールごとに独自に初級編の内容と上級編の内容、あるいは基礎編の内容と応用編の内容を定めているのが実情です。スクール選びの際には、単位数と料金だけではなく、そのレベルを考慮して選ぶ必要があります。TTMA(特定非営利活動法人 日本トラディショナルタイマッサージ協会)は、日本で最も歴史のあるポピュラーな協会ですが、TTMAの定める段階ごとの内容は以下のように定めております。

■TTMAの考える基礎編
基礎編とは、未経験からタイ古式マッサージを学び、一通りの形を正しく行えるようになる内容をいいます。セラピスト自身が身体をこわさない手や指の使い方をマスターし、力任せに圧迫を行うのではなく、体重移動によって自分自身にも負荷をかけることなく、決まった流れをその通りに行うことができるレベルをいいます。手や指の力を抜いて体重を利用して施術を行うことで、クライアントの身体状況を瞬時に読み取り、未然に事故を防ぐことができます。時間で言うとすれば、3時間程度の施術はもちろん、60分や120分など時間内の施術は応用してできるようになります。
■TTMAの考える上級編
上級編が基礎編とは大きく違うのは、フリースタイルで自由に動けるようになるということ。本来、肩に疾患がある場合や腰に疾患がある場合など、クライアントの状態に応じて施術を行うのが理にかなった施術だと考えていますので、決まりきった順番を覚えることではなく、非常に多くのテクニックを学ぶのと同時に、そのテクニックひとつひとつの意味や目的、そして避けるべき場合なども踏まえてテクニックをマスターしていきますから、セラピスト自身の感性で自由に組み立てて動いていけるようになります。素早く凝りを探し出し、ほぐすことができるようになるだけでなく、東洋医学の重要な考え方である「気・血・水」の流れを読み取りながら、レシーバーの身体を本来の状態に戻していくことができる段階を指します。治療レベルの施術法も具体的に学びますから、発熱時の対処や風邪の初期症状の緩和なども可能なほどのレベルを指します。
■TTMA公認スクールで学ぶ
前述したレベルの内容をきちんとマスターするには、ずばりTTMAの公認スクールで学ぶ必要があります。TTMA公認スクールでは、単なるリラクゼーションの域を超えて、タイ王国のの伝統医学を皆さまにお伝えしています。 |